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カリフォルニアの建築家“Yatto R. Suzuki” SZK Design


チーフデザイナー Yatto Ryan Suzuki AIA SZK Design Los Angeles, CA
(ヤスヒト・ライアン・スズキ/米国建築家協会会員)


ごあいさつ

日本の皆様、こんにちは。
サンクレストホームズのチーフデザイナーのスズキです。

サンクレストホームズをはじめ、日本の住宅設計を手掛けて早20年が経ちます。その間、たくさんの注文住宅、店舗、施設、賃貸アパート等に携わり、皆様から喜びのメッセージを頂く度、私の知識と経験が、日本のより良い住環境創りの
一助となっていることを幸いに思います。

今後も住宅デザインを通して皆様のお手伝いが出来れば光栄に思います。


建築家vs.プロデューサー緊急インタビュー

今日は電話インタビューにて、サンクレストホームズのチーフデザイナーのSZK Designのスズキ氏に、ご自身の遍歴と家づくりに対する思いなど、プライベートな質問も含めてスズキ氏の人物像に迫ってみたいと思います。

スズキさんよろしくお願い致します。


建築の刺激を求めてアメリカへ

北出: まずアメリカへ行った理由を教えてください。

スズキ: 両親も、祖父も、叔父も建築家という環境で育ちましたが、私自身はどちらかというと機械工学、自動車工学に興味がありました。 大学受験当時、病床にあった父のたっての希望で、建築学科へ入りましたが、子供のころから設計事務所の仕事を見て育ったため、日本の大学の授業にまったく新しい刺激を受けることができませんでした。

私が建築家になることを願った父も、私が大学へ入学した年に他界してしまい、そのまま日本の建設業界へなんとなく吸い込まれていってしまうことに違和感を感じました。 アメリカへ行けば何か違うものを学べるのでは、という期待感がありました。

ライトの建築学校タリアセンの門を叩く

北出: 渡米して数年後、タリアセン(注1)に入られましたね。タリアセンと言えば、近代建築の3大巨匠の一人、近代建築史の基礎を築き世界的に活躍し、多くの歴史的建築物を残した米国建築家、あのフランクロイドライト(注2)の建築学校ですよね。

その巨匠の門下生として弟子入りしたようなものです。入学を希望しても、順番待ちでなかなか入れない狭き門をどうやって入られたんですか?

注(1)ウィスコンシン州スプリンググリーンのタリアセンとアリゾナ州スコッツデールのタリアセン・ウエストは、フランク・ロイド・ライトの傑作と評価され、米国の歴史的建造物に指定されている。

注(2)フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright、1867年6月8日 - 1959年4月9日)は、アメリカの建築家。アメリカ大陸で多くの建築作品があり、日本にもいくつか作品を残している。ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエと共に「近代建築の三大巨匠」と呼ばれる。

スズキ: 亡父が当時タリアセンの日本の窓口をされていた遠藤楽(らく)さんと、日本建築家協会で親友の間柄でした。 私は知らなかったのですが、父もいつかは私をタリアセンへ行かせたいと言っていたようです。

ライトが設計した日本の旧帝国ホテルを、途中帰国したライトから引き継いで完成させたのが建築家の遠藤新(あらた)さん。 楽さんはその息子さんです。

北出: なるほど、それは深い縁ですね。

スズキ: アメリカではまず英語の習得を兼ね、カンサス大学で建築を学びましたが、やはり大学の講義は実践を通して学ぶものではなく、20分もしない内に居眠りしていました。(笑)そんな折、たまたま日本で遠藤先生と久しぶりに再会した母が、先生からタリアセンの紹介パンフレットを頂いて帰り、私に郵送してきました。それを読んだとき、タリアセンの実践を通して学ぶ“Learning by Doing”という思想に心を揺り動かされました。

それこそが自分の求めていた教育だったのです。(恥ずかしいことですが、日本の大学でも居眠りばかりしていた私は、タリアセンが、ライト亡き後、いまだに学校として機能していたことを知らなかったのです。(笑)) 当然遠藤先生の後押しもありましたが、タリアセンの入学の条件は、まず自分の建築に対する考え、タリアセンで学びたいこと等を文章にして提出しなくてはなりません。 その上で面接があり、入学の許可、不許可が決まります。 

北出: では、スズキさんも遠藤先生の推薦状で入学を?

スズキ: 日本人の場合、みな最初は日本で遠藤先生に面接を受け、推薦を受けるのですが、すでにアメリカの大学に居た私は、先生から直接ウィスコンシン州のタリアセンへ手紙を書き、面接を受けるように指示されました。面接自体は30分程度でしたが、その後すぐに現場へ入れられ、一日作業の手伝いをさせられました。 いわば、まず根性を試されるわけです。(笑)(実際にこれが嫌で、その日のうちに姿を消してしまった人も過去にはいたそうです。(笑)) 

その日、先輩の学生たちは、嵐で倒れかけた大木の根っこを引き抜くのに必死になっていました。 根っこにチェーンを巻きつけ大型トラックで引っ張るのですが、びくともしませんでした。 いきなり口を挟むのは生意気かと思い、しばらく見ていましたが、あまりにも手をこまねいているので、テコの原理を応用したチェーンの掛け方を教えてあげました。 すると、あれだけビクともしなかった根っこがあっという間に抜けてしまったのです。 これで合格は決定でした。(笑) 学生時代勉強そっちのけで、ボーイスカウト等の野外活動にいそしんでいた経験がものを言ったのです。

炊事から現場作業、サソリとガラガラヘビに囲まれたタリアセンの生活?

北出: タリアセンで過ごした3年間、毎日のどのような生活をしていたのですか?

スズキ: タリアセンでは、全員が共同生活で、掃除から炊事まですべて持ちまわり、設計は大学の授業とは異なり、実際のプロジェクトの設計や、現場仕事にたずさわる中で学ぶ、いわば丁稚奉公です。 施設の修繕、増築もすべて自分たちでする中で、実際の工事現場を学びます。

月に一回はフォーマルディナーがあり、地元の名士等を招きます。 時には100人を超える人のディナーを準備しなくてはなりません。 その中で段取りの大切さを学びます。 

また年に2回、夏はウィスコンシン、冬はアリゾナへと、ほぼ全員で集団移動します。 新入生はアリゾナではテント生活をさせられます。 サボテンとサソリとガラガラヘビとに囲まれた生活です。 そこで自然との関わりを再認識します。

北出: タリアセンでの生活(修行?)で1番辛かったことは?

スズキ: 朝6時の朝食の準備。

北出: ハードル低くないですか?まあ朝は私も苦手です。では1番楽しかったことは?

スズキ:
 
同期の連中とフォーマルディナーの後、時にはタキシード姿のままで、娑婆(街)へ繰り出すこと。

あと、2-3ヶ月に一回同期の日本人(いまだに交友関係)と寿司屋(火曜日は12ドルで食べ放題)へ行き、死ぬほど寿司を食べることでした。 一人36個くらいは食べました。 当時は二人とも若かったし、やはりタリアセンの食事だけだとルーティン化してしまうので、日本食にはかなり飢えていましたね。(笑)

北出: スズキさん案外軟派?イメージと違いますが・・・。ところで日本人でタリアセンを経験した数は?大体で結構です。

スズキ: 現在までの数は分かりませんが、当時(20数年前)までで、たぶん30人弱かな?

北出: タリアセンの経験がいまの仕事や自分、または人生に何かに影響または生かされているとしたら何ですか?

スズキ: やはり現場で学んだ知識。多くの建築家が現場を知らない。建築と自然とが共存することの大切さ。

巨匠フランク・ロイド・ライトってどんな人?

北出: フランクロイドライトはスズキさんにとってどんな存在ですか?

スズキ: 建築における師匠。 正直、建築家の家に育ったため、逆に建築にあまり情熱を持てなかった。 ライトの建築の中で暮らすことで、生涯を建築に捧げた人の情熱を身をもって感じることができました。 

もしあの触発がなければ、いま建築をやっていなかったかもしれない。 人生のターニングポイントといっても過言ではありません。

北出: タリアセンはライトの自宅として建てられたと聞いています。 彼が生活していた同じ空間で生活し、同じ空気を共有していた訳ですよね。 世界の巨匠の息吹に囲まれて暮らす経験って、すごいことですよね。 ライトを身近に感じてこられて、フランク・ロイド・ライトを一言で表すとどんな人ですか?

スズキ: やはり、天才。 天才とは自分の情熱のために何事もためらわない人。 決して天性の技術的な才能だけのもではなく、あえて言うならば、自分の目的、表現のためには何事も恐れない、人並みはずれた執着を天性に備えた人であることは間違いありません。

北出: 実感が伝わってきます。彼はまた建築界や社会に何を残したと思われますか?

スズキ: 当然建築的に与えた影響については私が言うまでもありませんが、もっと総体的な見地からすれば、「常識という鉄鎖から、自身の理想を解き放つ信念と情熱」。

北出: やはり、熱い情熱のかたまりの人でしたか。納得できます。

日米の住宅の違いと日本の住宅の問題点とは?

北出: それでは話を日米の住宅についてですが、日本の建築とアメリカの建築1番大きな違いはなんだと思いますか?

スズキ: 建築の基本的な目的という観点から違いはないと思います。 それぞれの土地で、最も適した素材を用い、最も住みやすい住宅を創ってきた。  どちらが、より優れているということは一概には言えない。 

ただ、近代において多様化してきた価値観が、技術面の向上に後押しされ、個人の好みがより自由に住宅に反映されるようになりました。 

アメリカにおいて、特にカリフォルニアにおいては、他人の目よりも自分の表現を尊重したものが多く見られるが、一般的に最も重視されるのは、住宅の転売価値(中古価格)である点が日本との大きな違いだと思います。

北出: 日本の建築・住宅の問題点?

スズキ: 大手住宅メーカー。 戦後の日本において最も劣悪なスタンダードを作ってしまった。 一般人には建築家不要の世界を作り上げた。 大学出そこそこの、ほとんど素人の社員が押し型のようなプランの中から顧客のニーズに合ったものに少しだけ手を加えて提供する。 

表向きは設計料ただ。 実は工費に上乗せ。 また家電メーカー、自動車メーカー等の参入により個々の部品の機能優先で、全体的な住空間、ライフスタイル無視。 カタログ攻めで顧客を魅了。 10年で飽きる住宅がほとんど。 メーカーにとって売りたいものを買わされているのが現状。 それぞれのメーカーで規格がばらばらでガラパゴス的なため、数年後には部品が手に入らない、将来の改築が難しい、自分では容易には直せない。 

これが、建物そのものの転売価値をどんどん0円に近づける。 古くなったら、壊して立て替える。 ちょっと辛口ですけど本当のことだと思います。


日本の住まいの理想のかたち・・・

北出: 上記を踏まえて日本の住宅がどうなれば良いと思いますか?

スズキ: 住宅部品に、ある程度互換性を持たせるための規格の統一化を考えるべきです。 携帯電話ひとつとっても、日本は各社独自の規格にこだわりすぎて、世界の市場から見放されている。 

アメリカでは、50年前の住宅関連製品の部品が今でも手に入る。 ジェネリック(互換性)な部品が豊富なため、古い設備でも修理ができる。 自分でも直せる。 目新しさだけの住宅でなく、斬新でありながら普遍性、恒久性のあるものを創り始める時代だと思います。

北出: 日本のマイホームをこれから建てる方達へのメッセージで、間取りを考える上での大切なことを教えてください。

スズキ: 良い建築家と共に、徹底的に自分の求めているものを探りだすこと。 セールスマン兼デザイナー相手では難しいですね。


理想と現実のあいだをどう埋めるのか?

北出: 自分が思い描く理想の家と予算という正反対の課題を解決する一番の方法はなんですか?

スズキ: この部分を サポートしてくれるのが本来の建築家の役割です。

北出: 家とは家族にとってどうあるべきだと思いますか?

スズキ: 人それぞれ家に対する価値観は違います。 その家を持つことによって、そこに住むことによって、幸せに感じることができなくてはマイホームとは呼べないのではないでしょうか。

北出: 住宅取得の根本の目的ですね。同感です。


ボーイスカウト仕込みのアウトドア好き、でも料理には自信あります!?

北出: それでは少しプライベートな質問ですが、好きな食べ物は?嫌いな食べ物は?

スズキ: 自分の家で料理したもの。 自分の好みはやはり自分が一番良く知っているようです。

北出: 暇があったらしていることを教えてください。

スズキ: 波乗り、フライフィッシング、キャンプ等。もっと暇があるといいです。

北出: 私も石川の荒波にもまれています。その他趣味は?

スズキ: 仕事を含め、何事もエンジョイするように心がけています。 ある意味めちゃくちゃ多趣味です。

北出: 週末は何をしていますか?

スズキ: 北出さんのおかげで、週末や、夜中も仕事をすることが多いのですが(笑)、常に家族や友人と何かしらやっています。

北出: 是非家族サービスしてから、仕事してください!奥様すみません。
料理をよくされるとおっしゃいましたが、得意な料理は何ですか?

スズキ: ほぼ、何でもこなします。 レストランで食べて美味しいと思ったものは、材料さえ調えば、ほぼ忠実に(場合によっては、より美味しく)再現できます。

北出: それでは今度来日の際、是非正統派カリフォルニアスタイルのバーベキュー講座お願いします。

家は、自分らしく生きるための道具、ひいては人生そのもの

北出: 最後にデザイナーから、これから家を建てる皆様にメッセージをお願いします。

スズキ: 家は、自分の心、体、ひいては人生そのものの延長です。 より自分らしく生きるための道具であり、表現です。 家に自分を左右されてはいけません。 家は数年で建て替えられるものではありませんので、一時的な流行りに流されないように、間取りやデザインは数十年の歳月にも風化しない普遍的なものを骨格にして考えるべきだと思います。 洋服や車のようには買い替えられないのだから。 

そして、もうひとつ、家の外観は、その建物の持つ内なる機能性こそが、結果的にひとつのバランスよい形体として外側へ現れたものでなくてはなりません。 見てくれだけのデザインの追求は避けるべきです。 

いつか皆様と、食事でも囲みながらゆっくりと、こうしたお話ができる日を楽しみにしております。

北出: 今日は貴重なお時間ありがとうございました。

インタビューアー:
サンクレストホームズ・プロデューサー
北出 亘

一部資料提供:ウキペディア「フランク・ロイド・ライト」

SZK Designの提携事務所
MINARC.COM (アイスランド人)
PIERLU.COM (イタリア人)







 
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